サマソニ&フジロック 第一弾ラインナップ発表 雑感

日本における2大洋楽フェス SUMMER SONICFUJI ROCKのラインナップが第一弾発表された。昨年に話を戻すとフジロックは20年目の節目から総決算的な意味合いが強い年であった。またサマソニは2003年に初めてソールドアウトしたときのヘッドライナーRadioheadを、フジロックは伝説の第一回目のトリを務めたRed Hot Chili Peppersを最大の目玉として置いてくるというお互いの手札の中で最強のカードを切ってきた年でもあった。そういう意味でも単純に自分が観たいのが出るか以上に今年はそれぞれがどういう手を打ってくるのか個人的には非常に楽しみだった。そして2月に入り、サマソニは虫食いからの出演者によるリークという史上稀に見るゴタゴタを経て6日に、フジロックは10日に渋谷の巨大スクリーンに映す形で第一弾ラインナップを発表した。そのラインナップやそれにまつわる様々な意見に対して思うところがあったので今回は書き記したい。

 

発表はサマソニの方が先だったが、フジロックの方から取り上げたい。

 

ヘッドライナーにAphex TwinBjork準ヘッドライナーの枠にはLCD Soundsystem、Lorde  Major Lazer、 Queen of The Stone Age、The xx。他にはBonobo、Catfish And the Bottle Men、Lukas Graham、Rhye、Sampha、Sturgill Simpsonなどが名を連ねている。

 

初めて見た時の感想は率直に「今から予定を空けなければ!」。まず準ヘッドライナー扱いのアクトはそのほとんどが海外ではトリを務められるようなアーティスト。これはとんでもない。そして今年早くも新作を発表し好評を得たBonobo、Samphaはもちろん、グラミー賞の主要部門にもノミネートされたLukas Graham、Sturgil Simpsonらもまさに2017年に観ることに意味がある存在。そういう意味でもまさに今観たいアクトが揃えられている。第一弾のラインナップとして考えれば間違いなくここ10年で最高だと思うし、これからまだまだ追加されるとなると第一回の重圧ゆえに呼べるだけ呼んだというあのラインナップを超えるのではないかという期待さえしてしまう。

 

言及しておきたいのはこれらのラインナップの多くはSmashフジロックや単独公演での招聘を手掛けたアーティスト達であるということ。豊富な資金力でもなく偶然の産物というわけでもなくSmashというイベンターがコツコツ積み上げてきた信頼や人脈によって実現されたものであるのは間違いない。やはり「ローマは1日にしてならず」なのである。

 

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ただ気になることもある。まず一つはSamphaを除く全てのアーティストが非黒人で揃えられていることだ。これは決してポリティカル・コレクトネス的なことを言いたいのではない。はっきり言って今の音楽シーンはブラックミュージック全盛。その勢いはチャートにしろ各音楽メディアが発表する年間ベストにしろ保守的と言われるグラミー賞のノミネーションを見ても明らかである。そんな時代のラインナップとしては少し偏りがあるように思える。とはいえ日本でそういった音楽の人気が日本ではまだまだ追いついてないのは認めざる負えない。それにまだ第一弾の発表なので批判するには時期早々。とりあえず追加発表を待ってからにしたい。

 

そしてもう一つはやはりヘッドライナーだ。Aphex TwinBjorkというエッジーな表現者を揃えてきたことから攻めているとも取れなくはないがどうにも90年代の人という印象は拭えない。またどちらも海外の大規模な音楽フェスティバルでヘッドライナーを務めるのは難しくなっている。そういう意味でも正しいスロットであるとは言い難い。しかしそうは言ってもやはりフェスティバルにおいて動員は最も大事な要素。Bjorkは、前回出演した2013年の土曜日の動員が例年より高かったことから考えても未だに日本での人気は高い。その神通力ゆえのヘッドライナーという扱いは妥当かもしれない。

 

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ただAphex Twinはどうだろう。海外ではField Dayのような小中規模のフェスティバルでもなければヘッドライナーに配置されることはまずない。日本でも直近の来日になる2009年のサマソニではソニックステージのトリという扱い。この時は入場規制もかからなかったという。この時点でまず一つ疑問符が付く。確かに今回のツアーは久々のオリジナルアルバム「Syro」(2014年)発表以降初めてのツアーということもあってキャリアの中でも特別感はある。しかし果たしてそれが大きな動員につながるのだろうか。

 

これが2列目でガクッと格が落ちるようなラインナップなら納得はいく。しかし先ほど述べたように海外でヘッドライナーを務めるアーティストも今年は幾つかいる。例えばLCD SoundsystemQueens of the Stone Ageといったアーティストを代わりにヘッドライナーとして起用したとしてもAphex Twinより動員は大きく劣るだろうか。そうとも思えない。それにThe xxに至ってはまだ20代だ。若返りという意味でもそちらの方が将来的にはメリットな気がする。

 

しかも彼は今も昔もカルトスターだ。それこそ過去には犬小屋に入ったり、ステージ上に現れなかったりしながらと通常では考えられない方法でプレイし、それはもはや彼の魅力として受容されている。そんな男にあのだだっ広いステージはどう考えても似合わない。セットなどの理由でどうしてもグリーンステージでなければいけなかったとしても昨年の電気グルーヴのようなクロージングアクトという扱いでも構わないはずだ。

 

以上のことからヘッドライナーとして起用する明確な理由がみえない。となるとつまりAphex Twinはヘッドライナーに抜擢されたわけだ。しかし抜擢とはキャリア25年以上のミュージシャンに対してすべきことだろうか。個人的には全くそうは思わない。そこに関しては後で自分なりの意見を述べる。

 

 

そしてサマソニだ。

ヘッドライナーにCalvin Harris、準ヘッドライナーと思われる位置には5 Seconds Of Summer、Justice、Liam Gallagher(大阪Only) 、Phoneix、Royal Bloodなどの顔ぶれ。その下にはCirca Waves、Kungs、G- Easy、Zala Larsson、ピコ太郎などがいる。

 

こちらもまず初めて見たときの率直な感想を言うと「そうきたか!」という驚きの気持ちだった。この驚きにはポジティブな気持ちもあればネガティブな気持ちも入り混じっている。 

 

まず一番の驚きだったのはやはりヘッドライナーのCalvin Harris。多くの人がロックバンドを予想として挙げる中、DJをヘッドライナーに起用してきたのはとても驚いた。なんせサマソニ始まって以来初めてのことだ。ただここには特にサマソニの常連であろう人々から批判が集まった。色々な批判があったが「ヘッドライナーにふさわしくない」という意見には真っ向から反対したい。

 

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欧米ではすでにEDMブームは下火になっているからという理由で低く見られがちだがそんなことはない。確かにEDMと呼ばれる音楽は欧米では以前ほどの勢いはなくなっているが、Calvin Harrisをその枠組みだけで語ってしまうのは違う。昨年はフェスティバルに3つしか出てないので印象は薄いかもしれないがその3つともヘッドライナー。しかもその内の一つは世界で最も大きいフェスの一つ、Coachella Festivalだ。それに彼は基本的にラスベガスでプレイしているためあまり外での公演は多くない(昨年はたったの9公演)。そういう意味でも激レアである。

 

ULTRA JAPANやEDC JAPANで呼べば良いという意見も散見したがこれも的外れ。呼ばないのではなく恐らく呼べないのだ。それらに出ていたDeadmau5やZeddなどと同等に扱われがちだがDJとしてのギャラは世界一とやはり格が違うことが伺える。歴史の長さからある程度の動員が予想できるSummer Sonicだからこそ成し遂げられたブッキングなのではないだろうか。

 

またDJ=人の曲をミックスして流す人というイメージがあるかもしれないが彼は非常に優秀なポップミュージックの作り手なのである。単純にヒットソングの数を持ってもDJ界隈の中では抜きん出てるし、昨年も「How Deep Is Your Love」、「This Is What You Came For」、「My Way」という3曲がヒット。UKで初ヒットとなった「Acceptable in the 80s」から数えると10年、アメリカでも特大ヒットとなったRihannaとのコラボシングル「We Found Love」から数えても6年間第一線で活躍していることになる。今年もFrank Oceanとのコラボ曲等がも発表される予定とその勢いはまだまだ止まりそうにない。

 

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ラインナップ全体の傾向として一番強いのはポップ系アクトの流れ。5 Seconds of SummerやCharli XCX、Kesha、Dua Lipa、Zara Larssonなど例年に比べても今年はポップ色の強いサマソニになりそうな予感する。正直に言うと、個人的にはそこまで惹かれないがここには未来の可能性が詰まっていると感じている(詳細は後述する)。この傾向にも「客寄せパンダ」と揶揄する批判があった。しかし日本でも武道館公演を成功させた5 Seconds of Summerを除けばはっきり言って「客寄せ」と言うほど客を寄せられるとは思えない。何なら同じ規模でも90年代ロックバンドを呼んだ方がよっぽど動員は期待できる。こっちの方がよっぽど挑戦的なラインナップだとさえ思う。

 

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そしてかなり雑な言い方だが英仏のロック系アクトの流れもある。サマソニ本編にはPhoneix、Royal Blood、Cicra Waves、High Tyde、Declan McKennaが、ソニマニにはKasabian、Liam Gallagher、Justiceが登場する。Liam Gallagherの位置には疑問が残るがPhoneix、Justice、Kasabianは海外のフェスでもかなり良い「スロット」に配置されておりこれらのためだけに行くという人も一定数いそうだ。一口にロックと言っても幅があり統一感は薄いが、逆に言えば熱心なロックリスナーなら一つくらい好きなアクトがいるのではないか。とはいえその層を確実に動員させるにはこれではまだ地盤が弱いのでこのラインはこれから増強されるのではと推測する。

 

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もう一つ地味にあるのが00年代USパンクの流れ。SUM 41を筆頭に、Good CharlotteNew Found GloryPennywiseと今年で終了してしまうパンクロックフェスPUNK SPRINGに登場しそうなバンドが4つも並んでいる。この流れは英仏のロック系アクトが統一感が薄かったのと対照的にこちらは割りと統一感があるのが印象的。誰に向けられているのかが明確と言える。だが00sに流行ったUSパンクを2017年に有り難がる理由が正直全く見当たらない。それに去年The OffspringPanic! At the Disco等によるポップパンクの流れはマウンテンステージでやったばかりで食傷気味。断られてしまったと噂されるGreen Dayがいる前提のラインナップという話があるが、だとしたら全く気が利いてないしそれは「Green Dayナメんな」という話である。

 

全体としてはやはりこれを豪華というのは贔屓目に見ても無理がある。ポスターでは大文字(ヘッドライナー)、中文字、小文字によって扱いを分けているが、中文字8組の中でもかなり差があり、何となく豪華に見えるよう水増ししているという見方も可能だ。ただ自分の考えとしてはラインナップの傾向は決して間違ってないと思う。

 

  私はいわゆる「スロット」の問題については厳しく、例年以上に多かったポップ系アクトの多さに関しては好意的に捉えてると述べた。この2つは自分の中で完全に繋がる。

 

そもそも「スロットって何?」という人もいるだろう。スロットとは簡単に言うとどのアーティストがどのステージにどの順番で出るのかということ。スロットの是非は基本的に海外との比較によって語られるわけだがそれを指摘すると「アメリカが正しいのか」みたいな批判がある。最初に断っておきたいが少なくとも私はそういう意図で言っているわけではない。いや、そういう意識が無意識的に働いてる可能性は完全には否定できないがそんなつまらない理由だけではない。なぜそれを前提にする必要性を感じているのか。それは「海外とのズレ」が結果として「洋楽」マーケットの縮小へと繋がったと考えているからだ。

 

海外とのズレと言っても2種類あると考えている。まず一つは海外でアリーナもしくはスタジアム規模で公演を行うようなビッグアーティストの人気のズレ。これは90年代以降、日本国内における邦楽と洋楽の比率が圧倒的に前者に偏りすぎた点が大きい。その要因を語ると長くなるのでここでは割愛したいが、その成れの果てが現在のAdele、Beyonce'、Justin Timberlake、Drakeといった世界で最も売れてるようなアーティスト達でさえワールドツアーに日本を組み込まないという状況。たとえオーストラリアを訪れても日本の頭上を通り抜けて次の地域もしくは母国へと帰ってしまう。日本に寄るのが当たり前だった時代(約30年前)なんてまるで嘘のようだ。

 

もう一つはそれこそフジロックに行くような比較的熱心な洋楽リスナーが聴く音楽のズレ。この原因も様々であるが特にフジロックには責任の一端があると思っている。97年に初開催されたフジロックは少なくとも初めのうちは時代を捉えたラインナップだった。しかし00年代に入るとロックというジャンルから以前ほど台風の目になるようなアクトが出てこなかったことやフェスティバルが回を重ねるごとに客層も高くなってしまったなどの要因で、時代性を捉えることよりも90年代のアクトを中心に据えることで動員の維持を優先する選択をした。しかし時代は10年代に突入し、より世代交代の必要性が切実になった時に数少ない00年代以降に大きな成功を収めたロックバンドArcade Fireをヘッドライナーにするも大きな動員には繋がらなかった。これはあの選択をしたことでオーディエンスの認識を更新できていなかったからに他ならないと思っている。

 

だからといってまた90年代アクトを揃えるのは堂々巡りな気がする。その時その時はそれでも動員できるかもしれないが、5年後10年後もそれで大丈夫だろうか。RadioheadほどのビッグネームならともかくUnderworldがトリではもう若いリスナーは惹かれない。やはりフェスティバルを存続していくためにはフェスティバル自体が新陳代謝していかなければいけないことは自明だ。それを示す意味でもスロットの新陳代謝は非常に重要だと思う。 

 

今の洋楽を取り巻く状況を少しでも良い方向に持っていくためには2大洋楽フェスティバルがよりラインナップを棲み分けていけばいいと思っている。そもそもサマソニは都心に近く日帰りも可能な立地なため若い人たちも気軽に行きやすし、フジロックのように中身を規定してしまうような名前でもない。その点を生かしてビルボードのヒット曲を聞いているようなライトに洋楽を聴いている層へアプローチしていく方向性で良いのではないかと思う。フェスは単独公演より楽しめる度数が高いし、ここが良い入り口として機能すればきっと市場全体の底上げに繋がるはずである。フジロックは逆に都心から離れた山の中で行われるという特性上交通費、宿代等お金がどうしてもかかる。よって客層は自然と熱心な音楽ファンに限られる。ブッキングの方向性としてはそういう熱心な洋楽リスナーが満足するようなラインナップを用意するのが正解だろう。フジロックには常に音楽が好きな人にとっての憧れの場所であり続けて欲しい。

 

サマソニはマーケットの拡大を、フジロックはマーケットの正常化の役割を担って欲しい。最近特にそこに未来があるのではないかと考えていたが、図らずも今年は第一弾ラインナップを観る限り両フェスともそれに近い路線になっていて個人的には喜ばしい。とはいえ一気にそれを試みると恐らく動員的に厳しくなりそうな予感がする。フジロックもラインナップこそ素晴らしいが動員面ではちょっと想像がつかない。そういう意味でも今後のラインナップでどこまで挑戦し、どうバランスを取ってくるのかという視点も含めて楽しみに待ちたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Summer Sonic 2017 ヘッドライナーを予想してみた。(予想編)

 前回の記事を読まれてない方はこちらから⇩

motherfuckinstarboy.hatenablog.com

 

では早速予想を始めたいと思います。

予想の仕方としては本命、対抗、大穴の3つを挙げる形で。

 

1日目(ロック日)
本命 Metallica

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毎年のように候補に挙がるメタリカ。今年はやはり本命は彼らなんじゃと思ってます。サマソニにはすでに2度ヘッドライナーとして出ているので、フェスティバルとの信頼関係は厚いでしょうし、何より日本でも根強い人気があります。最大の根拠となったのが今月に韓国、中国、台湾、シンガポールでアジアツアーを行ったが日本を外したこと。韓国、中国あたりまで行っておいて日本が外されることは通常考えられません。これはやはりフェスティバルとのブッキングが成立しているのでそこの価値を下げないためだと思われます。

ただ1つ懸念も。それはボーカルのジェイムズが「サマソニ暑過ぎ、もうイヤ」とどうやら言っているらしいこと。暑いときマジ暑いからな、サマソニ。もうメタリカのメンバーも50オーバー。おじさんが熱中症で運ばれる姿には夏フェスで何度か遭遇したことがあるがステージ上のおじさんはさすがにない。くれぐれも出演する時は気をつけて欲しいです。

 

 対抗 Linkin Park

 

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リンキンもまた毎年のように候補に上がるバンド。代表曲「In The End」じゃないですが結局、リンキンのような気も。根拠としては何と言ってもその出演歴。ヘッドライナーとしての出演回数は3回とGreen Dayとならぶ最多タイ記録です。もし今年決まればケミカル・ブラザーズの苗場の守り神ならぬ幕張の守り神と言っていいかも知れません。

懸念はやっぱり「出過ぎだろ」ってことですかね。正直ブッキングされたところで面白みはあまりないような。個人的にもクリマンには「Breaking The Habit」して欲しいところ。

 

大穴 The Strokes

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大穴として挙げるとしたらサマーソニックで一度、フジロックでも一度ヘッドライナーを経験してるストロークスを。呼べば動員はそれなりに手堅そう。震災があった年のサマソニにもきちんと来てくれました。

ただ来日間隔がサマソニ(2003年)→フジロック(2006年)→サマソニ(2011年)となっているので次はフジロックなのかも。そして春に南米ツアーこそ決まっているもののその後の動きがまだアナウンスされていません。う〜ん、やる気があるんだかないんだか。よってあくまで大穴で。

他にもMuseFoo Fightersも可能性はありますが一昨年来たばっかというのがありますし、Nine Inch Nailsも有り得そうですけど今年はアメリカツアーを優先しそうな気がします。Arcade Fireとかもサマソニって感じではないかな〜ということで除外しました。

 

 

 

2日目(ポップ日)

本命 The Weeknd

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本命は希望も込めてThe Weeknd。「Beauty Behind The Madness」、「Starboy」と2年連続で快作を世に送り出し大ヒット、すっかりトップスターの仲間入りを果たしたザ・ウィーケンド。今年はすでに幾つかのフェスティバルにヘッドライナーとして出ることがアナウンスされており、格的には申し分ありません。そして昨年アルバム宣伝の一環として世界8カ所で3日間限定のポップアップショップがオープンされたのですが、そこにはなんと東京・原宿が! これは完全に「日本行くよ」っていう目配せですよね? いや、実際に行ったらあんまり人いなかったけどね…

 

ただやっぱり懸念も大きいです。まず一番大きいのは海外に比べて日本では人気が全然無いこと。 今回のツアーは単独公演では最低キャパ1万のアリーナを回る模様。 でも日本で例えば武道館2Daysやったところでソールドアウトできるかっていうと厳しいと言わざる負えません。DrakeといいKendrick Lamarといい本当にこういう黒人のシンガー/ラッパーって人気でないよな、日本。そしてもう1つはこれまでにサマソニ含めた2回の来日予定をキャンセルしてること。2回もドタキャンされたら普通のイベンターなら呼びたくないでしょう。ただ髪を切って反省してるようですし←。何より我らがクリマンはあのリアル・スウェディッシュマフィアことAviciiに来日公演を3年連続でキャンセルされても諦めずに呼び続け、ついに4年目にして実現させた不屈の精神を持っています。また「僕らは君を諦めない」ってな感じで頑張って呼んでください(切実)。

 

対抗 Ariana Grande

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昨年最も日本で売れた洋楽アルバムは何を隠そうアリアナの「Dangerous Woman」。特に女の子からの支持は絶大のようで109ともコラボしたり、レコード会社主催で「Ariガールを探せ」なんてとんでもイベントまで開催されるほど。サマソニにも一昨年にトリのケミカルブラザーズの前という位置で登場し事実上の初来日公演となりました。正直次のケミカルより人いましたね。もし次出るなら間違いなくトリ。今年はツアーを行うようで今のところ夏の日程は空いているのでなきにしもあらずってところでしょうか。

懸念は強いて言うならやっぱりクリマンとしてもアリアナサイドとしてもやっぱり単独やりたいんじゃないんですかね、出来ることなら。今アナウンスされてるツアー日程は単独のみ。実際日本でもさいたまスーパーアリーナぐらいなら完売できそうですし。少なくとも日本にとって洋楽主体フェスは単独公演への橋渡し的役割が大事だと思います。それを考えるとアリアナに対するサマソニの役割は終わったのかも。

 

大穴 Beyonce

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昨年の「The Formation World Tour」では約260億円を稼ぎだす名実ともにトップアーティストのビヨンセ。2009年にはなんとサマソニのヘッドライナーとして登場しました。ただその年に単独公演を行った後来日公演が実現してないので日本は見放された感も。

懸念はやっぱり高額なギャランティ。今年のコーチェラが例年より若干ラインナップが小粒なのはビヨンセにギャラ払いすぎたんじゃなどと言われてますし。だって単独公演のチケットの平均価格が353ドル(!)らしいですからね。た、高ぇ。。。しかも仮にビヨンセ呼んだとしても現在の日本ではそれに見合う動員が出来るのかは微妙なところ。いくらなんでもリスキーすぎるので仮に発表されたらサマソニ最終回を覚悟した方が良いレベルでしょう。


他にも言及しとくと実は昨年清水代表から「来年はAdele狙ってる」なんて発言も飛び出してました。しかし、彼女は昨年から続いたツアーは本国イギリスでの6月の公演が最終公演になることが発表されたため事実上のナイネに。アデルが観たい方は単独を期待しましょう(これもどうやら望み薄なようですが…)。

あとLady GagaMaroon5なんて意見も散見しました。確かにあるかも。ただ今回はソースに欠けたので予想には入れない方向で。

 

ソニックマニア

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すっかり忘れてたサマソニ前夜祭こと「ソニックマニア」通称ソニマニ。昨年は結局ブッキングが上手く行かず開催されない事態に。さすがに今年はどうやらやるようですが期待していいのかよく分かりません。知ってる情報を書いておくと一昨年はThe ProdigyMarilyn Mansonでしたが、昨年はNew OrderSkrillexに声を掛けてどちらも玉砕した模様。全然分からないので再オファーのSkrillex。他はCalvin HarrisMajor LazorJustice辺りで(適当)。昨年New Orderだったから今年はDepeche Modeとか良いんじゃないかとか思いましたがデペッシュって欧州だと死ぬ程人気あるんですよね。よって難しいかな。ただ1つ言えるのはクリマン激推しのDJ YAMATOは間違いなく出るであろうこと。これだけは自身あるぞ笑。

 

まとめ

う〜ん、実際に書いてみたけど予想というより書きたいこと書いただけみたいになってしまった笑。というかポップ系難し過ぎ。だってヘッドライナー Twenty One PilotsとかChance the Rapperじゃまあ無理でしょう。今やブラックミュージック全盛の時代。今までラインナップをロック勢に偏りすぎてきた皺寄せが近年より一層きているように思います。とはいえ世代交代が必死なのは昨年のUnderworldで明らか。アリーナ前方はともかく後方はスカスカでしたから。The Chainsmorkersと会場逆だろと。個人的には誰が出るというより今年だけじゃなく5年後も視野に入ったラインナップ、それを切に願います。

あ、一応 最後にうっすらとした他の予想とともにまとめておきますね。

マリン  トリ Metallica  The Weeknd         トリ前 Twenty One Pilots   DJ Snake

マウンテン  トリ  A Tribe Called Quest   Phoenix

ソニック トリ  M.I.A    Tears For Fears 

ソニマニ Major Lazor  Justice

 

SUMMER SONIC 2017 ヘッドライナーを予想してみた。(予備知識編)

はじめに

2000年からスタートし、今や夏の風物詩ともなった音楽フェスティバル「サマソニ」こと「Summer Sonic」。検索エンジンで「Summer」と打ったら真っ先にサジェストに「Summer Sonic」て出ますからね(もしかして私だけ?)。それはともかく今年も8月19, 20日に開催されることがアナウンスされました。昨年2016年は第一弾ラインナップこそ好評だったもののサマソニの前夜祭「Sonic Mania」がブッキング難航のため開催されないというニュース等から全体的にブッキングが上手く行っていない印象を受けました。PentatonixBullet For My Valentine に至ってはは明らかに来日時に現地でブッキングしてましたからね。それでも「レディへ」効果で東京は日曜一日券及び二日券が売り切れたものの、大阪はコストカットのためバスの本数を減らしたところ全く追いつかず帰宅難民が出てしまうなど元々抱えていた問題が表面化した年でもありました。そんな中、サマソニは今年も大阪でも会場を変更しながら開催されるということ。何やらTwitter上ではカウントダウンらしきツイートが。どうやら2月1日に第一弾発表らしいです。という現在の状況下ですが今更ながら(なるべく根拠を示しながら)ヘッドライナー予想してみました。ちなみに昨年の個人的予想はRadioheadColdplayでした。コールドプレイにもギリギリまでオファーしてたらしいんで実質どちらも当ててるってことで(強引)。それにしても我ながらなんて賞味期限の短い記事なんだw。

 

今年のフェス動向 

まず予想するにあたって今年動きのある(ライブを行う)アーティストを調べてみました。その中でも今年大規模かつオールジャンルな音楽フェスティバルにヘッドライナーとして出演することがすでに決定しているアーティストは以下の通り。

alt-J、Arcade Fire、A Tribe Called QuestBeyonce、Bon Iver、Chance the Rapper、Depeche Mode、Die Antwoord、Foo Fighters、Frank Ocean、Green Day、Justice、Kasabian、Kendrick Lamar、The KillersKings Of LeonLCD SoundsystemLinkin Park、Major Lazor、Metallica、Mumford & Sons、MuseNine Inch NailsPhoenix、Prophets Of Rage、RadioheadRed Hot Chili PeppersSolangeThe Strokes、 Tame Impala、Tool、Twenty One Pilots、U2、The xx

(漏れがあったらすみません)

 

世界中のフェスティバルを回っていくアーティストも入れば U2Beyonce のように「Bonaroo」、「Coachella」といった高額なギャランティが用意できる世界最大規模のフェスティバルのみに参加するというパターンもあります。あと今年は特に世代交代が進んでるという印象。Frank Ocean ,The xxChance the Rapperなど比較的若いアーティストが積極的にヘッドライナーとしてブッキングされています。まさに世界の音楽市場がドラスティックに変化していることが表れているのではないでしょうか。

 

「ナイネ」枠

今回は上記のリストから予想したいと思いますがもうすでに日程的に不可能ないわゆる「ナイネ」枠になってしまったアーティストが幾つかいます。

例えば昨年来たばかりのRadioheadRed Hot Chili Peppersは普通に考えて有り得ません。もし仮にそうなったら運営がステヤンになっていないかどうか疑った方がいいでしょう。

まず意外だったのがヘッドライナー候補筆頭だったGreen Dayがなんと「ナイネ」に。なんと今回はアメリカツアーを優先とのこと。

 

 

またオランダのフェスティバル「Lowlands Festival」とウェールズのフェスティバル「Green Man Festival」がサマソニと同日程の被りフェスとなることが発表されています。

 


 

よって上で挙げたMumford & SonsThe xxalt-Jらは「ナイネ」が確定。まあこの辺りは被ってなくてもなさそうですが。被りフェスはあとイギリスの「V Festival」ぐらいの模様。

 

サマソニの特徴

これだけだとまだまだ分母は多いです。そこでサマソニの特徴から予想したいんですがサマソニMetallicaがヘッドライナーの時もあればJay-Zの時もあるなどラインナップは年や日によって結構変わります。俗にいうジャンルが多種多様ってやつですね。統一感よりもタイミングを大事にしているのだそう。ラインナップ全体でというよりかはステージごとに文脈を作っていく感じです。よって予想するのがなかなか難しい。そこで予想するにあたってサマソニを運営しているどことなくベテランAV男優にも見えなくないCreativeman代表のしみけんではなく清水直樹さん(サマソニのブッキングも清水さん主導だとか)の近年のインタビュー等を見ると特にここ近年が一日をロック系、もう一日はポップ系になるのが理想としきりに仰っています。ということで1つはロック系アクトから1つはポップ系アクトから選ぶことにします(1日目を仮にロック日、2日目をポップ日として予想)。

andmore-fes.com

 

 次回に続く。

 

 

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